【キャンペーン実施中】会社の健康を”5つの視点”で見抜く「財務診断」【瀬戸】
経営の健康診断、それが「財務診断」
会社を経営していると、「なんとなくうまくいっている気がする」とか「数字は悪くないけど、なぜか資金繰りが苦しい」といったこと、ありませんか?こうした“なんとなく”の違和感を数値で見える化するのが「財務診断」です。
財務診断とは、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書といった「財務3表」から、会社の現状を多面的に分析し、課題や強みを明確にするもの。いわば“経営の健康診断”のようなものです。
単に「黒字か赤字か」を見るだけでなく、儲ける力・支える力・伸びる力を数字の裏から読み解く。それが、経営を一歩先に進めるヒントになります。こちらの記事の最後にキャンペーン情報を載せてありますので最後までご覧いただけると幸いです。
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こんなお悩みをお持ちの方
まず初めに、、、
- 業績は好調なのでキャッシュが手元にまったく残らない・・・

- 金融機関への返済が多くて毎月の資金繰りに苦労している
- 新事業のために設備投資をしたいのだが資金調達出来るか不安だ
- 借入して事業拡大すべきかどうか迷っている
こういった悩みをお持ちの方は、自分の会社が健康かどうか心配している状態にあるといえます。
仮に自分の身体に何らかの症状が出たのであれば、まず病院にかかって、自分が病気であるのか、そうではないのかを確かめる必要があります。また病気だった場合、薬をもらって治るように努めるでしょう。 会社の場合も同様です。 経営に関して悩みをお持ちの経営者様が財務診断を受けることで、自己の会社の経営に問題を数値として洗い出せて、問題に対しての解決策を模索できるでしょう。
財務診断に必要な3つの書類
まず、財務診断の土台となるのは「財務3表」。
それぞれの役割をざっくり押さえておきましょう。
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貸借対照表(B/S) :ある時点での資産・負債・純資産のバランスを表す。いわば会社の“肉体”の構成図。
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損益計算書(P/L) :一定期間の収益と費用を示す。会社が「どれだけ稼げたか」を知るための成績表。
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キャッシュフロー計算書(C/F) :実際の現金の流れを示す。利益が出ていても資金繰りが苦しい理由は、ここを見れば見えてくることが多いです。
これら3つを組み合わせて分析することで、会社の①「収益性」②「安全性」③「生産性」④「成長性」⑤「効率性」という5つの視点から全体像をつかむことができます。
経営を読み解く5つの視点
① 収益性:どれだけ“稼ぐ力”があるか
「収益性分析」は、会社の“稼ぐ力”を測るもの。
代表的な指標には「総資本経常利益率(ROA)」や「経営資本営業利益率」などがあります。

| 総資産経常利益率(ROA)=経常利益÷総資産×100% |
| 経営資本営業利益率=営業利益÷経営資本×100% |
これらは簡単に言えば、持っている資産や資本を使って、どれくらい効率よく利益を生み出しているかを示す指標。
たとえば利益率が高ければ、今のビジネスモデルがうまく機能している証拠です。
逆に、売上が上がっているのに利益が残らないなら、コスト構造の見直しが必要かもしれません。
② 安全性:資金繰りに“余裕”はあるか
「安全性分析」は、会社がどれだけ安定して支払いを続けられるかを見ます。
流動比率や当座比率で短期の支払い能力を、自己資本比率で長期の安定性をチェックします。

| 流動比率=流動資産÷流動負債×100 |
| 当座比率=当座資産÷流動負債×100 |
| 自己資本比率=純資産÷総資本×100 |
たとえば流動比率が100%を下回っていると、「1年以内に返す負債を、手元資金でまかないきれない」状態。
こうした数字が見えていれば、銀行からの評価も含め、次の一手を考えやすくなります。
③ 生産性:人と資源を“どれだけ活かせているか”
「生産性分析」は、会社が持っている人・設備・資金といった経営資源を、どれだけ効率的に使っているかを見るものです。代表的な指標は「労働生産性」や「労働分配率」。

| 労働生産性=付加価値額÷従業員数 |
| 労働分配率=人件費÷売上総利益×100 |
たとえば、少人数で高い利益を出している会社は生産性が高いといえます。
一方、売上は伸びているのに人件費が増え続けている場合は、仕組みの見直しが必要です。
生産性を数字で見ることで、「どこにムダが潜んでいるのか」が見えてきます。
④ 成長性:将来に“伸びしろ”はあるか
「成長性分析」は、会社がどれだけ成長しているか、あるいはこれから成長できそうかを測ります。
たとえば「売上高成長率」「経常利益成長率」などが代表的。

| 売上高成長率=(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100 |
| 経常利益成長率=(当期経常利益-前期経常利益)÷前期経常利益×100 |
売上だけが増えている場合は注意が必要です。
コストも一緒に増えていれば、利益はむしろ圧迫されているかもしれません。
数字を時系列で追うことで、「成長しているのか」「膨張しているのか」を見分けることができます。
⑤ 効率性:利益を“どれだけうまく出せているか”

最後の「効率性分析」は、資産をどれだけ効率的に回転させているかを見る視点です。「総資本回転率」などを使って、設備や在庫が利益を生み出すスピードを測ります。
| 総資本回転率=売上高÷総資本 |
たとえば同じ売上でも、在庫を早く回転させている企業の方が、キャッシュが動きやすく健全な経営といえます。
経営者の感覚だけに頼らず、数字で“動き”をとらえることが重要です。
財務診断を正しく使うために
上の5項目について総合的に分析するのですが、財務診断は「数字のチェック」だけではありません。
数字の“裏にある理由”を考えることが、もっとも大切です。
たとえば「利益率が低い」――これを見てすぐにコスト削減を考えるのは早計です。
実は売上構成の変化や、外部環境の影響かもしれません。
数字の意味を読み解く力があってこそ、経営の意思決定につながります。
また、定期的に財務診断を繰り返すことで、自社の「平常時の数字」を把握できるのも大きな利点。
異常が起きたときにすぐ気づけるようになります。
経営改善や融資にも役立つ
財務診断を行うことで、経営課題がクリアになれば、次の一手も打ちやすくなります。
たとえば、金融機関への融資交渉や、事業計画書の作成。
財務状況を正しく説明できる企業ほど、銀行からの信頼も得やすいものです。
最近では、財務診断を自動で行えるシステムも登場しています。
こうしたツールをうまく活用することで、経営分析の効率化やスピードアップも期待できます。
ただし、どれだけツールが進化しても、最後に経営を判断するのは人間。
数字に「意味づけ」をするのは、経営者と私たち専門家の役目です。
まとめ:数字を「見る」から「使う」へ
財務診断は、単なる会計分析ではありません。
会社の数字を“生きた経営情報”に変えるプロセスです。
数字を「見る」だけで終わらせず、「どう活かすか」を考える。
その視点を持つことで、経営判断の質が変わり、会社の未来が変わります。
経営の方向性に少しでも迷いを感じたら、まずは自社の財務状態を冷静に見直してみましょう。
その第一歩として、財務診断はとても有効な手段です。
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