【相続税の基礎講座 第1回】うちには関係ある?相続税がかかるボーダーライン「基礎控除」【瀬戸市の税理士が解説】

うちには関係ある?相続税がかかるボーダーライン「基礎控除」の計算方法
「相続税」と聞くと、一部のお金持ちだけが払うものというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、自宅の土地や建物、預貯金、保険金などを合わせると、思った以上に財産額が大きくなることがあります。
今回は、相続税がかかるかどうかの分かれ道となる「基礎控除」について解説します。
◆コンテンツ◆
相続税がかかるかどうかは「基礎控除額」で判断します
相続税は、亡くなった方の遺産総額が「基礎控除額」を上回る場合にかかる可能性があります。
まずは、ご自身の家族の場合、基礎控除額がいくらになるのかを確認することが大切です。
基礎控除額の計算方法
相続税の基礎控除額は、次の計算式で求めます。
基礎控除額 = 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
ここでいう法定相続人とは、民法で定められた遺産を受け継ぐ権利がある人のことです。
法定相続人の基本的な考え方
- 配偶者:常に法定相続人になります
- 第1順位:子ども。子どもが亡くなっている場合は孫
- 第2順位:父母や祖父母。子どもがいない場合
- 第3順位:兄弟姉妹。子どもも父母もいない場合
ケース別:基礎控除額の目安
| 家族構成 | 法定相続人の数 | 基礎控除額 |
|---|---|---|
| 妻、子ども2人 | 3人 | 4,800万円 |
| 夫、子ども1人 | 2人 | 4,200万円 |
| 子ども1人のみ | 1人 | 3,600万円 |
| 妻のみ・子どもなし | 1人 | 3,600万円 |
例えば「妻と子ども2人」のケースでは、基礎控除額は4,800万円です。遺産総額がこの金額を超えるかどうかが、ひとつの目安になります。
預貯金だけで判断しないように注意しましょう
相続税の対象となる財産には、現金や預貯金だけでなく、不動産、株式、投資信託、生命保険金なども含まれます。
特に自宅の土地・建物は、普段あまり金額を意識しないため、見落としやすい財産です。
「預金は少ないから大丈夫」と思っていても、不動産を含めると基礎控除額を超えるケースがあります。
まとめ:まずは財産の全体像を確認しましょう
相続税対策の第一歩は、基礎控除額の計算と、現在の財産額の把握です。
預貯金、不動産、有価証券、生命保険などを一度整理しておくことで、相続税の申告が必要になりそうかどうかを早めに確認できます。
次回の第2回では、遺産に含めるべき「相続財産の種類と評価方法」について詳しく解説します。
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